こんにちは、すだまる(@sudamaru_toushi)です。
「公募増資(PO)って株価にどう影響するの?」
「そもそも公募増資(PO)って何?」
こういった悩みを解決するため、POについてわかりやすく説明します。
まとめ
- 短期的に利益を出すのは難しい
- 公募増資後、
株価が下落した時に購入 - 公募増資した理由が重要
公募増資(PO)とは?
公募増資を意味するPOは「Public Offering」の略で、日本語では「公募・売出」となります。
「公募増資(PO)」はすでに上場済みの企業が追加の資金調達ために行なうものです。
購入金額は価格決定日の終値から数%割安の価格となります。
似た意味合いに新規公開株式(IPO:「Initial Public Offering」)があります。
公募増資(PO)
- 上場企業の資金調達を方法
- 資金不足とみなされ
株価が下がりやすい
新規公開株式(IPO)
- 未上場企業が株式上場して
資金調達すること - 新しく上場する企業なので
期待が高く発表後に株価が上昇
公募増資のメリット
公募増資のPOのメリットは、市場価格より割安で株が購入可能です。
企業側で考えると資金を集め、新しい事業を始めることができます。
将来株価が上がるような好材料が出る可能性があります。
- 数%割安で購入可能
- 増資によって新製品の開発など
将来の好材料が期待できる
公募増資のデメリット
新たに株式を発行するため、現在の1株当たりの利益(EPS)が下落します。
株式の利益(EPS)は「1年間の純利益÷発行株式数」で算出します。
※株価の割安度を測る指標
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- 既存株主の保有株の価値が下がる
⇒株式を売却しようする - 新規購入ならは割安で購入可能
※株価下落に注意が必要
具体例:西日本旅客鉄道 (9021) ※JR西日本
「西日本旅客鉄道(JR西日本)」 はコロナの影響で2021年以降は業績が悪化しています。
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業績悪化を受けて2021年9月1日に公募増資発表しました。
発表の翌日には株価は6011円から5208円と13%も株価が下落しました。
9月13日に新株価格が4996円と発表されましたが、新株価格を底値圏として株価が推移する状態でした。
公募増資で購入しなくても、ほぼ同じ値段で購入できる状態でした。
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公募増資で集められた資金も借金の返済など、あまり面白い取り組みに使用されていません。

- コロナ後に業績回復が見込める
- 需要がなくなることはなさそう
- 新規参入が難しい業種
※競合が参入しにくい