株式の売買タイミングのチェックリスト

こんにちは、すだまる(@sudamaru_toushi)です。
株式といっても業界や大手企業など、考え方はさまざまです。
今回は株式の大まかな分類についてまとめました。
- 株式をカテゴリ分け
- 種類ごとに売買タイミング検討
- ポートフォリオの最適化
カテゴリ分け
株式をは以下の6つに分類できます。
- 成長株
- 優良株
- 市場関連株
- 急成長株
- 業界回復株
- 資産株
この中で、年間10%以上の売上高の成長が期待できる「優良株」と現金や不動産など何らかの資産を保有している「資産株」を購入することが重要です。
分類については、「ピーターリンチの株で勝つ」を参考にしています。
分類した株の買売タイミング
株式全般の注意点
株価が上昇しやすい銘柄は、偶発的な成長ではなく安定して業績を伸ばしている銘柄です。
働く社員が自社株を購入していれば、今後株価が向上すると感じていることになります。
自社と関係ない分野の会社を買収して、幅広く企業展開している企業には注意が必要です。
相乗効果があるような事業へ投資する企業に投資しましょう。
- 機関投資家の持ち株比率が低い
- 社員が自社株買いをしている
- 今までの利益の上昇は安定的
- 相乗効果が見込める企業を買収
※関連がない企業を買わない
低成長株の売買
売上高の成長が頭打ちした成熟企業への投資になります。
配当金を得る目的で購する株となります。
- 減配や無配がない
- 増配傾向
- 配当性向が50%以下
いつ売るかを考えておかなければ、含み損を抱えて塩漬けになってしまいます。
将来性がない銘柄は損切(見切りをつけて早めに売る)しましょう。
塩漬けとは??
株価が下落して損をしているのに、いつか株価が上がることを期待して待ち続けること
- 財務状況の悪化や不祥事
- 新商品の開発がない
※過去の栄光にしがみついている - 他分野の企業を買収し、業績悪化
- 余剰資金がなく株主還元できない
- 株主軽視で配当利回りが低い
- IR情報が弱い
IR情報とは??
企業が株主や投資家向けに提供している情報のこと
※業績の上方修正や新商品の発表など
優良株の売買
優良株とは毎年10%程度の売上高成長が見込める銘柄です。
安定して成長しているため株価上昇が期待できる銘柄になります。
- 廃業の可能性が低い大企業
- 長期的な成長率を維持
- 将来性のある分野へ投資
- 過去の不況や低迷時の対応
※長期保有目的なら確認
- 当初の利益ラインを超えた
- 同業他社と比較してPERが割高
- 成長鈍化、コスト削減で利益確保
PERとは?
株価が割安か割高かを判断する指標
※同業他社より高い場合は買われすぎ
市場関連株の売買
市場関連株とは景気の影響を受けやすい銘柄のことです。
※自動車、航空、鉄鋼、化学など
- 景気が回復しても株価が上がらない場合がある
- 3~4年周期で景気変化する
- 在庫が増えていないこと
- 新規参入しにくい業種であること
- 先物価格が現物価格より低い
※石油や鉄鋼の場合 - 製品の販売先の利益が下落
※石油ならガソリン価格が下落 - 外国製との価格競争に勝てない
急成長株の売買
急成長株は毎年20%以上の利益を上げている銘柄のことです。
機関投資家の持ち株比率が低く、大きく話題になっていない場合は有望です。
- どの分野が主な利益か?
- 直近の収益成長率が20%以上
- 中期経営計画を実現できそうか?
- まだまだ拡大の余地があるのか?
- PERが高すぎないか?
- 雑誌などで買いのサインが来た
- ニュース等で有名になった
- 直近の売上げが減少した
- 高PERにも関わらず買われている
業界回復株の売買
V字回復を狙って投資する銘柄になります。
- 利益余剰金と有利子負債を確認
※債権者に追い込まれていない - 活気を取り戻しつつあるのか?
※業界全体が好業績など - 経費の削減は行われているのか?
※自社生産⇒下請けへの移管など
- 業績が転換期を迎えた
※成長株や市場関連株に戻る - 収益予想に対してPERが高い
- 主要部門が特定の顧客向けで
顧客自身の売上減少中
資産株の売買
- 何が資産なのかを明確にする
※特許や不動産など - 資産価値を下げる負債はないか?
※無駄な投資はないか?
- 多角化のために資金調達
※資産価値下落の可能性がある - 期待以下の価格で子会社を売却
- 機関投資家の比率が毎年上昇
すだまるポートフォリオ
すだまるが保有するポートフォリオを作成しました。
予想よりも市場関連株の割合が多く、優良株の割合が少ない状態でした。

自分が優良株だと思っていた株が実は市場関連株式でした。
このままでは、リスクが高いので徐々に市場関連株の割合を下げて行きます。
参考書籍紹介

