【投資歴半年】ポートフォリオ分析①|小型銘柄多めでリスクのある状態
みんながどんなものに投資しているのか気になる
良い点や悪い点なども踏まえて投資の参考にしたい
今回の相談者について
34歳の男性で妻と子供1人で生活
投資歴は半年
具体的な投資銘柄からどうすれば良いかをまとめています。
投資歴半年の知り合いの投資銘柄をまとめてみた。
買った理由や今後そうするかも踏まえて銘柄分析してみたよ!
- 投資した銘柄が多くて管理できていない
- 中小型の銘柄が多く、減配のリスクが高い
- 同じ業種(サービス業)への投資が多く、分散投資できていない
投資銘柄リスト+分析コメント
リストを作成して銘柄ごとに良い点や悪い点のコメントを作成しました。
30銘柄もあったので細かい分析ではなく、大まかな分析をコメントしています。
会社名 | いい点や悪い点 |
---|---|
ヤマダHD | 優待+高配当で優待目的ならあり! △大きく収益が増加は見込めない →増配は期待しないこと |
ピジョン | ×売上の32%が中国(地政学的に厳しい) ×配当性向が122%以上 →利益の以上を配当にしている 直近減配はしないが増配は厳しい 〇ブランド力がありシェア1位の人気商品多数 〇自己資本比率70%以上で財務は良好 〇利回り5%と高配当 減配のリスクも考量して保有率は少なめにするのがおすすめ |
ノバレーゼ | 優待のみを目的とした投資 ×2023年6月に上場したばかりでデータが少ない →急な優待廃止のリスクがある 500株、1000株と優待がグレードアップするが、100株に保有がおすすめ |
ヴィレッジヴァンガードco →売却したほうがいいかも | 優待のみを目的とするため優待の廃止リスクあり ×2016年をピークに売上が減少傾向(右肩さがり) ×営業利益が赤字にあることもあり(16,20,24年) ×従業員数も減少傾向 株主優待が廃止される可能性が高そうなので売却をおすすめ |
JFEホールディングス →大量保有はしないこと | 「今」は高配当だが減配される可能性が高い 米国景気の悪化などが連鎖して、世界経済の冷え込みで収益低下→減配が心配 |
ヤクルト本社 | 優待+配当金 ヒット商品の収益が鈍化し株価下落中 優待と配当をもらいながら株価上昇を待っていたい銘柄 とはいえ利回りは2%程度なので優待がもらえる100株でいいかも |
住友化学 | 悪材料が出尽し ・子会社の住友ファーマの特許切れで収益悪化 →不採算事業の追加の資金援助打ち切りなど 売る商品がないが営業担当が多い→大量リストラ 2025年から黒字化を計画しているので、配当狙いより売却益を狙うほうがいいかもしれない |
三菱地所物流リート投資法人 | 金利の上昇で株価下落中 スポンサーが三菱系でお金持ちのためリスクは低い →しかし、大きな増配は厳しいかも |
KDDI | 毎年増配(配当金が増加)する優良銘柄 配当+優待で売らずに永久保有宇したい 通信事業は金利の上昇時に財務が悪化し、株価が下落することがある→配当に余裕があるので買い足してもいいかも |
NTT | KDDIと同じ リスク 米国の通信大手は配当性向が80%以上になったあたりで、減配されたりしている。 数年後に収益が伸びていないと増配できなくなるかも |
ソフトバンク | KDDI、NTTと比べると配当性向が高い 配当性向80%以上 増配を期待できないため、優待狙いで100株だけ保有するのがおすすめ |
ラストワンマイル →売却がおすすめ | 24年8月の株主への贈呈をもって廃止 優待狙いなら売却 ・従業員数も減少中 |
文教堂グループHD →売却がおすすめ | 売上が右肩下がり 配当を維持できるかが怪しい |
上新電機 | ヤマダHDと比較すると株主優待が使いにくい ヤマダ:1000円ごとに500の割引券 上新電機:2000円ごとに200円の割引 増配傾向だが、売り上げは横ばいなのでこれ以上の増配はあまり期待しなほうがいい。 →優待を使いきれるなら保有してもいいかも程度 |
TOW | 配当は収益に連動し、減配もある ・財務良好 ・景気敏感なため、メインの保有は注意 トッピングの一部として保有 |
アイ・ケイ・ケイホールディングス | 無配になったことがある 事業の成長性が低いので大きな増配は厳しいかも(配当性向50%) カタログギフト狙いでこだわりがないならヒューリックがおすすめ |
極楽湯ホールディングス | 株主優待目当てならあり 経営破綻のリスクから落ち着いて安定 |
不二サッシ | 収益は横ばい 景気に敏感なため、リスクあり |
日産自動車 | 自動車メーカーはEVなどの変化の時期 先行きが不透明なため、リスクあり 無配になることもあることもある EV、水素など競合に負けると厳しい |
fantasista | 従業員数20人 ちょっと予測が難しいので保留 |
ジー・スリーホールディングス | “従業員数13人 ちょっと予測が難しいので保留” |
世紀東急工業 | 配当性向が110%以上、安定配当ではない、景気敏感 |
LIXIL | 赤字でも減配なし、収益が安定しない |
原田工業 | 赤字になることあり、配当金は安定しない。2024年は15円→7.5 |
アトム | 業績は悪い →株主優待が改悪 しばらくは改悪しないかも? |
SBIグローバルアセットマネジメント →優待は怪しい | 配当性向120%と厳しい 株主優待で仮想通貨 16年減配なしのため減配ではなく優待をなくす可能性あり |
東祥 | (1)2,000円相当のQUOカードなどを選択可能 株主優待狙い?? 収益はコロナから回復傾向(スポーツジムやクラブ) |
PHCホールディングス →あまりおすすめしない | 来期(2025年)は減配 配当金は安定していない 営業利益のばらつきが大きいのでお勧めしない |
メディア工房 | 営業利益が横ばい→下落傾向 配当もないし、こだわりがないならやめたほうがいいかも |
クミアイ化学工業 | 2026年に物質特許が満了 新たな稼ぎ頭を出せるかが重要 →決算説明を確認しておくこと 爆発力はある |
減配リスク・優待廃止リスクの高い銘柄については見直しを提案したよ!
【失敗談】景気敏感な小型株が多く減配・優待廃止のリスクあり
安定配当な通信業界のKDDI、日本電信電話、ソフトバンクがある一方で・・・
サービス業や配当金が安定しない銘柄が多く以下のようなリスクがありました。
株主優待や利回りだけで購入してるものがあり、将来的に期待している配当金を受け取れない可能性があったよ!
提案したこと
30銘柄に投資しているので、銘柄全てを把握できていない状態でした。
投資の方向性が曖昧だったので、高配当株を主軸にどうするかを考えてみたよ!
購入した理由がわからないものはいったん売却
→本当に必要な株主優待があるなら売却しない
減配リスクのある銘柄は売却し、安定配当の銘柄に投資
安定した配当金を確保することが最重要として考えてみました。
まとめ
投資を始めたばかりだといろんな銘柄を購入したくなります。
しかし、購入する前になぜ購入するかを考えないと、管理ができなくなります。
銘柄数を絞り管理できる範囲で投資する
資金の少ない段階では、安定した収益を得ることが大切(安定配当)
優良銘柄といっても、いつでも購入していいわけではありません。
割安なタイミングや安定して配当を出せそうかの分析も行いましょう。
具体的は方法は以下のページでまとめています。