【30年以上減配なし】高配当な武田薬品工業を新NISA用に購入すべき理由を徹底解析
「全体的に株価が上がりすぎで購入しにくい。」
「新NISAで安心して長期保有できる銘柄がわからない・・・」
せっかく新NISAで投資しやすくなったのに、いいと思える銘柄があまりありません。
しかし、武田薬品工業は高配当でありながら、増配にも前向きな優良銘柄です。
『赤字でも配当金を維持』し、財務状況も改善している優良企業です。
このページの結論をまとめると以下の通りです。
売上の15%を占める新薬(エンタビオ)のおかげで安定収益
※2032年の特許切れまで安心
配当は減らさない方針を継続
8,800億円かけた新薬が競合に勝てるかが今後の鍵
新薬開発に失敗(11個中2個が失敗)
研究開発費が増加傾向で利益率は低下中
『購入の目安は利回り4.5%以上から(株価が4,150円)』
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このページは主にマネックス証券の機能を活用して、銘柄分析を実施しています。
興味のある方はぜひご確認ください。
事業内容は?
医薬品メーカーとして以下の領域に注力して研究を進めています。
- 消化器系・炎症性疾患(30年以上の実績)
- 希少疾患(70年以上の実績)
- 血漿分画製剤(80年以上の実績)
- オンコロジー(がん)
- ニューロサイエンス(神経精神疾患)
- ワクチン(70年以上の実績)
成長商品・新商品として以下のような関連会社を投資て販売を実施しています。
少しわかりにくいけど、新薬をしっかり開発しつつ海外収益を増加させているよ。
主力の4製品で、海外進出を実現
米国のバイオベンチャーであるミレニアム社を買収
新興国に強い販路を持つナイコメッド社を統合
潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬 「ベドリズマブ」を米国および 欧州で発売
多発性骨髄腫治療薬 「イキサゾミブ」米国で発売
海外投資家に注目されやすい銘柄へ成長
シャイアー社の買収し、グローバルな研究開発型バイオ医薬品のリーディングカンパニーへ成長
安定経営かの確認!
継続して配当金を出すには、収益が安定していることが重要です。
収益や財務状況から、以下で経営状態を確認していきます。
売上高と営業利益は増加中
売上高と営業利益は緩やかに増加しています。
- 2023年の売上は円安に助けられて収益増加
- 2032年まではエンタビオで安定収益が見込める
※2024年4月現在、売上の15% - 今後は新薬の収益がさらに増加するかが重要
稼ぎ頭のエンタビオ(売上約6200億円)は点滴タイプから注射式に対応することで、さらに売上が6.6%増加!
以下のように海外収益が80%以上を占めており、為替の影響が大きくなっています。
財務状況は問題なし
自己資本比率は大きいほど財務良好で、40%以上あれば安心できます。
国内の大手4社と比較した結果は以下のとおりです。
- 武田薬品工業:47.4%
- 大塚ホールディングス:71.2%
- アステラス製薬:44.6%
- 第一三共:48.5%
大塚ホールディングスがずば抜けて財務が安定していますが、それ以外は同じような数値です。
武田製薬工業の財務は他社と比べても同じくらいの水準です。
従業員数は大きく増加
2019年の買収で従業員数が約2倍に増加しています。
従業員数が増加に伴い、利益率が12%(2023年)⇨5%(2024年)に減少しているよ。
2019年から2023年までは新型コロナワクチンの収益があったので、従業員の増加だけが原因ではありませんが・・・
2024年以降も利益率を10%以上まで改善できるかが大切になりそうです。
配当金は減配なしで増加中
減配することなく30年以上、安定して配当金をしています。
赤字になっても減配しないため、株主還元に積極的な企業です。
事業拡大が大幅に拡大し、増配する意思をCEOがコメントしてます。
2025年までは利益率の改善を目財しているため、研究開発費を抑えて新薬を開発できるかが課題です。
購入の目安は利回り4.4%以上
毎年の決算時期で(3月)での配当金利回りは3.0%~5.4%を推移しています。
※2014年から2023年までの
最低でも4.4%以上の利回りは確保したいです。
増配というよりは安定配当という目線で、利回りの高い時にピンポイントで購入しよう!
注意点
購入する上で注意すべきことは、海外売上比率が高い(現在87%)ことです。
現在は円安の影響がプラスに働いていますが、金利の上昇などで円高になると収益が悪化します。
- 円高になると利益が減少
- 新製品の開発失敗で3700億円の損失
- 利益率が5%と低く、改善が必要
- 新薬開発は特許切れで売上低下
※2023年には売上3200億円のビバンセが特許切れ - 次の稼ぎ頭となりうるTAK-279が競合に勝てるのか?
開発中の新薬11個中2個で失敗しており、他の新薬も失敗しないかが心配です。
7兆円かけた買収で事業拡大した希少疾患領域の売上は、5900億円(全体の約18%の規模)しかないよ。
小さくはないけど、物足りない水準だと感じているよ。
まとめ
安定して配当金が出ており、新NISAで購入したい銘柄です。
日経平均が高いながらも、武田薬品工業は購入の目安である利回り4.4%付近をキープしています。
減配するリスクは低いため、利回りの高いときに購入
財務状況も改善傾向でさらに増配する可能性あり
今回はマネックス証券を活用して、銘柄分析を行なっています。
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