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【米国株】高配当な『個別銘柄』と『ETF』を紹介|日本株以外に分散投資

すだまる

日本株以外の高配当株に投資がある方は多いのではないでしょうか?

分散投資の観点から、優良な企業が多い『米国株投資』はおすすめです。

このページでは米国の高配当株を具体的な銘柄を踏まえて紹介しています。

個別銘柄ではなく複数銘柄の詰め合わせパック(ETF)を購入したい方は、以下をご確認ください。

アドセンス

米国株とは?

米国は日本よりも金融関係の法整備が進んでいます。

優れた投資信託や個別株が多く、世界の株式市場の40%は米国株です。

日本株以外の投資先として米国株はおすすめです。

以下のような基準で選定しています。

  • ビジネスモデルが独特なもの
  • 安定性・成長性にすぐれるもの
  • 経済優位性(シェアNo1)など

米国株は以下のように11のセクターに分類されます。

  1. エネルギー(VDE)
  2. 素材(VAW)
  3. 資本財(VIS)
  4. 一般消費財(VCR)
  5. 生活必需品(VDC)
  6. ヘルスケア(VHT)
  7. 金融(VFH)
  8. 情報技術(VGT)
  9. コミュニケーションサービス(VOX)
  10. 公益事業(VPU)
  11. 不動産(VNQ)

『同じセクターに属する企業』は、同じような値動きをすることが多いです。

例えば人気のGAFMが含まれる『情報セクター』について考えると……

近年成長が鈍化し、全体として株価が大きく下落しています。

集中投資していると、資産が大きく減少していたことになります。

米国株投資で重要なことは、あなたが『どこのセクターに重点的に投資』しているのかを知っておくことです。

米国株にかかる税金について

米国株投資で利益を上げた時に税金がかかります。

配当金を受け取ると米国と日本で、『2重課税』されるため、米国での課税分を確定申告で取り返さないと『損する』ことに!

具体的には外国税額控除を使用すること!

また、課税が免除されるNISAでも米国株投資は可能ですが、外国税額控除はできません

キャピタルゲインはそのままでOK(日本での課税20.315%)ですが、損益通算する場合は確定申告が必要です。

米国株投資買い方『外貨決済』がおすすめ

米国株取引の方法は2種類あります。

  • 円貨決済
  • 外貨決済

円貨決済では為替手数料がかかり割高になります。

外貨決済は先に投資に充てるお金をドルに両替しておく方法なので、割安で取引可能です。

  • 取引時に為替手数料がかからない
  • 円安などの為替レートを気にしないで取引可能
    ⇨チャンスを逃さず投資できる
  • 円と米ドルを保有することで、『資産のリスク分散』
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為替レートに左右されて投資の機会を失うのはもったいないよ!

外貨決済がおすすめです。

セクター別おすすめの『個別銘柄』

情報セクター(おすすめ高配当株なし)

株価上昇メインで経営している企業が多く、配当利回りが少ない銘柄が多い。

現在高配当株でおすすめはありません。
※2023年2月9日現在

しかし、成長株としてキャピタルゲイン(売却による利益)を狙うなら以下の銘柄がおすすめ

エヌビディア(NVDA)

コンピューターで画像表示用の計算を行う処理装置『GPU』のリーディングカンパニーです。

【おすすめの理由】

  • 任天堂Switchなどのゲーム機に採用
  • AIや自動車などのより利益がえられる分野に事業拡大中
  • トヨタ自動車とは自動運転分野で提携済み

成長重視のため、株価220ドルで配当利回りは1%以下

ガートナー(IT)

IT分野のリサーチ、アドバイザリー、コンサルティングなどを営む企業です。

【おすすめの理由】

  • 営業利益率が約20%と超優良
  • DX化の需要が高まり、助言を求める企業が増加中

配当金はありません。

アンシス(ANSS)

コンピュータ設計支援ツールの大手で『シミュレーション分野で世界No.1の企業』です。

【おすすめの理由】

  • ニッチ分野でシェアNo1
  • 自己資本比率が約80%と超安定経営
  • 研究開発に活発で世界に5万ほどの顧客あり

配当金はありません。

高配当株投資には向かないセクターですが、興味のある企業があれば少額投資してキャピタルゲイン(売買利益)を狙ってみてはいかがでしょうか?

生活必需品

生活に必要不可欠な製品を扱っているため、不景気でも業績が落ちにくいセクターです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)

『40年以上連続増配』の米国大手薬局チェーンです。

【おすすめの理由】

  • 30銘柄しか選ばれないNYダウ工業株に採用
  • 主力の処方箋薬局事業は米国内でシェア20%
  • 需要が景気にされにくく長期保有に適している
  • 利回りが5%(株価36ドル)

2020年に業績が落ち込むが、2021年にV字回復!

今後アマゾンなどのオンライン販売がライバルに対抗するた事業再編成中

具体的には、プライマリ・ケアを手がけるビレッジMD会に出資比率を増加

モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)

リッツやオレオを扱う食品大手企業

おすすめの理由

  • 製品は世界150か国で販売
  • 営業利益が約15%と高水準
  • M&Aにもp積極的で2021年は3社を買収し、1社を売却

営業課題は原材料費の上昇による「製品の値上げ対応」です。

高い営業利益率を維持できるかが注目ポイントです。

※株価64ドルで利回り2.3%

ヘルスケアセクター

命に関わる医療分野のため、景気に左右されにくいセクターです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)

『60年連続増配中』の超優良ヘルスケア企業です。

【おすすめの理由】

  • 医療機器で世界2位のシェア
  • 製薬も含めた総合ヘルスケア企業で、事業別にリスク分散
  • ESGへの取り組みに積極的で、投資されやすい企業
    ⇨2025年までに電力供給を再生可能資源とする計画を公表

政治的には高齢化で医療費の削減が懸念されます。

しかし、ヘルスケアセクター全体としては世界的な人口増加で成長が期待できる。

※株価186ドルで利回り2.7%

メドトロニック(MDT)

『増配』を続ける医療機器メーカーの大手です。

【おすすめの理由】

  • 心臓ペースメーカーのシェアで世界首位
  • 世界中に開発・製造拠点があり、海外でも評価されている企業

※株価86ドルで利回り3%程度

資本財セクター

航空や鉄道、建設に関わる資材に関わる企業で、景気の影響を受けやすい銘柄です。

ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)

世界最大規模の小口貨物配送業車です。

【おすすめの理由】

  • 220以上の国で事業展開
  • 売上は順調に成長中

懸念点としては最大顧客のAmazonが「Amazon one」という独自の自社配達に切り替えている点です。

しかし、まだまだ流通量増大で事業全体としては追い風です。

※株価186ドルで利回り3.4%

レイセオン・テクノロジーズ(RTX)

軍需製品のニーズ増で期待が高まる企業です。

【おすすめな理由】

  • 航空宇宙から防衛産業まで多角的な事業を展開
  • ミサイルで世界シェア1位

防衛意識が向上しているため、軍需製品には需要増の可能性があります。

※株価97ドルで利回り2.2%

一般消費財

自動車、アパレル、レジャー用品、ホテル、レストランなどといった消費者向けの事業をです。

贅沢品であり『景気に左右されやすい』セクターです。

ドミノ・ピザ(DPZ)

ピザハットと並ぶ宅配ピザチェーンです。

【おすすめの理由】

  • 90ヶ国以上で店舗を展開
  • コロナで宅配ピザ需要拡大

懸念点しては事業拡大のための借入を毎年実施

営業利益はしっかりあるので問題ないとは思ういますが……

株価353ドルで1.2%の利回り

ガーミン(GRMN)

GPS技術を用いたナビゲーションやコミュニケーションのハードウエア・ソフトウエア供給会社です。

【おすすめの理由】

  • 営業利益率20%以上で業績好調
  • 研究開発費用が売上成長に合わせて増加
  • 新興国でのビジネス拡大が見込まれる

株価96ドルで利回り2.9%

金融・公益・素材セクター(おすすめの高配当株なし)

政治的な方針の影響を受けやすいセクターです。

現在おすすめの高配当銘柄はありません。

代わりにキャピタルゲインを狙った成長株を紹介します。

ファクトセット・リサーチ・システムズ(FDS)

プロ向け金融情報サービス・プロバイダー企業です。

【おすすめの理由】

  • 42年連続増収
  • 営業利益率が30%の超優良企業
  • 事業拡大のためにM&Aに積極的

株価431ドルで利回り0.8%

アメリカンウォーターワークス(AWK)

メイン事業は米国各州から受託している、上下水道運営事業です。

【おすすめの理由】

  • 人の生活に欠かせない「水」を扱っている
  • 営業利益率30%以上

懸念点は設備の経年劣化による設備投資額の上昇です。

株価150ドルで利回り1.6%

シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)

米国最大の塗料メーカーです。

【おすすめの理由】

  • 44年連続増配
  • ESGに積極的

株価235ドルで利回りが1%

購入したい『魅力的なETF』

ETFなら複数の銘柄の詰め合わせパックのため、1銘柄で分散投資が可能です。

米国では優秀なETFが多いため、おすすめの『高配当株』と『インデックス株』の銘柄を紹介します。

ETFを購入すると、運用費用(経費率)が必要です。

長期保有を考慮し、経費率が割安な銘柄に絞って紹介します。

【安全重視】利回りよりも安全重視なETF

米国全体に投資できる『VTI』

米国の約4000銘柄への分散投資が可能です。

カバー率は米国市場の99.5%

VTIだけで米国市場を丸ごと買えるETF

経費率は0.03%と割安なETFです。

株価200ドルで利回り約1.5%となります。

毎月の『積み立て投資銘柄』として購入を検討しましょう。

米国の債権市場に低コストで幅広く投資できる『AGG』

格付けの高く、リスクの低い債権に投資可能

株式と逆の株価を示す

経費率は0.03%と割安な銘柄です。

金利が上昇する局面で株価が下がるため、買い足していきたい銘柄です。

株価は99ドルで2.4%です。

100ドル以下で買い足したい銘柄です。

おすすめの『高配当ETF』

高配当銘柄ETFは増配や安定配当金によって、株価が緩やかに上昇する傾向があります。

高利回りで分散が効いている『VYM』

高配当ETFの中でも経費率が0.06%と安いのが特徴

米国の主要な高配当銘柄およそ450銘柄に分散投資

分散性を重要視するならVYMだけでOK!

不景気に強い高配当ETF『HDV』

高配当ETFの中でも経費率が0.08%とVYMより割高

生活必需品をメインにおよそ75銘柄に分散投資

コロナ禍でも安定感があり、安定感を求めるならHDVがおすすめ!

米国株投資の先輩から学ぶ

米国株投資で有名な投資家のYouTubeやブログから学ぶことができます。

おすすめの投資家は以下の2名です。

米国株投資ブログを運営する『たぱぞう』

日経マネーやダイヤモンドZAIなど複数のメディアでも紹介されいる投資家です。

以下のような書籍を出版しています。

YouTubeで米国株の情報を配信している『バフェット太郎』

初心者でもわかりやすく米国株について紹介しています。

以下のような書籍を出版しています。

まとめ

米国株投資と日本株を含め投資をすることが重要です。

月5万円の配当金を受け取ることを目的としています。

興味のある方は以下のページを参照ください。

https://utukaisyain.com/dividend-life_50000-yen/
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ABOUT ME
すだまる
すだまる
FP・投資家
「うつ病」から復活したエンジニアです。休職中に生活のことを本気で考え、会社に依存しない生き方を模索しています。経歴としては「ファイナンシャルプランナー(FP3級)」「クラウドソーシングで企業案件の金融と副業記事10記事以上執筆」しました。早期退職するために副業や資産運用についての情報を配信しています。
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