【知らないとヤバイ】投資で知っておくべき用語を具体例付きで紹介|誤った情報かを見極める
「SNSや雑誌の情報だけで購入して、失敗したことはありませんか?」
あなた自身で銘柄分析しておかないと、本当にいい銘柄なのかの判断ができません。
株式投資で『月5万円の配当金生活』を送っているすだまるが、初心者が知っておくべき用語を解説します!
このページでは、株式投資をする上で知っておくべき用語について、『具体例付きでどこよりもわかりやすく解説』します。
用語を理解すれば誤った情報に惑わされないため、『危険な銘柄を購入するリスクが減少』します。
売上と営業利益から企業の成長性がわかる
配当性向とEPSから安定して配当金を出せるのかが判断できる
自己資本比率から、お金に困っていないかがわかる
間違った情報に惑わされなくなる!
決算書を読めるようになり、危険な企業の株を避けることができる
今回の記事は『【投資家バク】高配当・増配株で目指せFIRE』さんに依頼を受けてコンテンツ作成したものを記事にしています。
動画で確認したいという方は以下のYouTubeをご確認ください。
売上高と営業利益から『成長性』を知る
売上高や営業利益はラーメン店で例えるとわかりやすいです。
1,000円のラーメン1日200杯なら売り上げている店で考えてみます。
スープやチャーシューなどの材料費が600円
アルバイトなどの人件費の1杯あたり100円かかると想定
具体的には1日では売上高20万円となります。
売上高から材料費、人件費等を差し引いた営業利益は、6万円となります。
年間の売上高と営業利益の推移は以下の通りです。
しっかりと収益を上げて経営が安定しています。
しかし、最近のように材料費が高騰すると収益が減少し、経営が悪化します。
売上高は変化しなくても原価が変化すると、営業利益は大きく変化する
売上だけ見ていると本当に稼げているのかの判断が難しくです。
売上高と営業利益の両方が増加しているかが重要です。
成長している『良い企業』の具体例
営業利益が健全かを確認する方法として・・・
売上高に対する営業利益率の割合の『営業利益率』で表現されることが多いです。
営業利益率が一定または増加していればしっかり稼げている状態
営業利益率が10%以上あると稼ぐ能力が高い判断基準になる
積水ハウスは、成熟企業でありながら緩やかに収益を伸ばして成長しています。
経営悪化の『悪い企業』の具体例
売上増加していても営業利益が減少している企業を紹介します。
いきなりステーキで有名なペッパーフードサービス(3053)は、全国に店舗拡大して売上が増加しました。
しかし、売上が増加しても営業利益が減少していきました。
結果として、『利益が出せなくなり店舗を閉店』することになりました。
売上の成長に騙されてはいけない事例
店舗が増えても収益が出ていなければ意味がない
決算書で確認してみる
決算書で売上高と営業利益は以下の部分で確認できます。
前年と比較して成長しているかを確認してみましょう!
売上高が増加しているが営業利益が減少している『増収減益』には注意しましょう。
いきなりステーキ(ペッパーフードサービス)の決算は以下のように経営状態が良くないことがわかります。
決算書についてもっと知りたい方は以下をご確認ください。
『配当金を払えるか』を配当性向とEPSから判断
稼いだ利益から配当金が捻出されます。
利益の全てを配当金にするといくらになるかを表したものがEPSです。
配当金を無理なく出しているかを調べる方法として配当性向というものがあります。
本業からの収益からだけでなく、配当を出すために子会社を売却することもある
高配当株投資で人気の通信大手3社を比較します。
NTTとKDDIはEPSが増加しており投資対象として優秀です。
ソフトバンクはEPSにばらつきがあり、将来性を考えると投資しにくいことがわかります。
配当性向やEPSが高配当株投資の重要な指標です。
企業単体でなく同業他社と比較し、より優良な企業に投資していきましょう!
自己資本比率から経営安定かを確認
企業の財務状況は自己資本比率という指標で確認することが可能です。
自己資本比率は『企業がどのくらい借金しているか』がわかります。
- 資本のうち自己資本が占める割合
- 財務状況が悪くないかを調べる指標
- 値が大きいほど優秀
自己資本比率は四季報から簡単に確認することが可能です。
良い企業の例
安定した高配当株投資をするなら、成熟企業で自己資本比率が高い銘柄を購入しましょう!
自己資本比率40%以上の銘柄に投資
金融や保険業などは自己資本比率が低い業種のため、競合と比較して問題ないかを判断
高配当株銘柄で『自己資本比率の高い銘柄』として、蔵王産業(9986)がおすすめです。
自己資本比率が80%以上あり、財務安定の銘柄となります。
財務状況が良い高配当株は『こびと株.com』さんがまとめてくれています。
気になる方はぜひご確認ください。
投資してはいけない銘柄
競合と比較して財務状況が悪い銘柄が『投資してはいけない銘柄』となります。
配当性向でも比較しましたが、自己資本比率もソフトバンクは良くない状態です。
通信大手を比較するとソフトバンクは自己資本比率が低く、財務状況がわるい状態です。
投資雑誌ではソフトバンクがおすすめされています!
もし購入するなら、リスクも理解した上で投資しようね!
具体的な銘柄の探し方
高配当の目安は利回りは3.75%以上(税引後の利回り3%以上)が一般的です。
しかし、現在のように日本株全体が増配傾向なら利回り4.5%以上は欲しいです。
今回は『利回り4.5%以上の銘柄』に絞って銘柄を探してみます。
もし、マネックス証券の口座を持ってしていない方は、面倒ですが口座開設をおすすめします。
証券取引に使用しなくても、検索機能が優秀なのでとても役立ちます。
マネックススカウターで以下の項目を絞り込みます。
検索結果は以下の通りで4銘柄がヒットしました。
マネックス証券での検索方法に興味のある方は以下をご確認ください。
以下で個別に銘柄分析した結果を説明します。
主な事業内容は以下の通りです。
長大橋含む鋼製橋梁や沿岸構造物の設計・製作・建設計画・施工を一貫
高速道路や橋などの保全による長期間の収入源あり
事業内容は今後も追い風で、注目の銘柄です。
直近は株価が高くなりましたが、利回りが高まったら検討したい銘柄!
事業内容は以下のように、医療品の検査キットを販売しています。
大病院からクリニックまで、医療現場で行うリアルタイム検査キットの販売
遺伝子検査から新型コロナウイルスなどの感染症の検査に対応した検査キット販売
高配当だけど、減配が怖いから長期保有しにくいよ!
すだまるは購入しない銘柄だよ!
自動車機器向けが好調で、以下の事業を展開中です。
電気信号を通すコネクタを車載や工業機器向けに販売
高い技術力を生かし、『小型化・高性能化に強み』のある会社
高い技術力を活かして、安定した収益を上げられるかに注目
業績によって減配があるので、少額での投資にしておきましょう!
主に輸入車のディーラーとして事業を拡大中です。
国産車販売事業と輸入車ディーラー事業を首都圏を中心に展開中
現在は北陸地方を中心に販売拠点を拡大中
店舗拡大でまだまだ成長の余地あり
個人的には大きく成長するのは難しそうなので購入は見送ります。
まとめ
投資の判断をする上で以下の5つの指標は重要です。
- 売上高
- 営業利益
- EPS
- 配当性向
- 自己資本比率
しかし、この指標だけで判断するのではなく、どんなことをしている会社かの確認も行いましょう。
購入するときに、「なぜ購入するのか?」、「どうなったら売却するのか?」なども考えてみましょう!
購入時の注意点などの考え方は以下をご確認ください。
他にも個別の銘柄については以下をご確認ください。